娯楽三昧

迷宮式娯楽三昧・全年齢版

ライザ2、ふともも以外いいところがなかった話

ライザちゃん2、1年放置してたのでようやく開封してプレイしました。PS5で。
大型モニタも買ってサラウンド環境もつくった! こいつは楽しいアトリエ体験になるぜ!
と思っていたのですが。



う~~~~~~~~~~~~~~~ん………………




アトリエ過去最低では? このゲーム…………。



と、かなり個人評では最悪の状況になりました。マジかよ。俺は評判の悪かったマナケミア2すら絶賛した男だぞ。マナケミア3まだ? ちなみにマナケミア1はRPG史においても屈指の作品なのでPS2を買い足してでも各自プレイするように。


システムに粗がありすぎる

ライザ2、別に致命的に悪いシステムなわけではないんですよ。
ストーリーはリアルタイム性の追加になれてないのかレスポンス悪いですけどまあちゃんと楽しいですし、調合も慣れたら中和剤ループするだけで強い武器になるのでわかると楽しいし。


ただ細かいところで詰めが甘いんだな。
たとえば、収集可能オブジェクトは点滅するのですが、これがイベントシーンでも生きてるんですよ。
会話中にピカピカ背景で点滅するオブジェクト。削がれる~~~~~~~~~。


さらに会話はボタン連打でページ送りを出来ず、ワンテンポ間が空く。スキップしてバックログで読めばいいじゃんとかそういうんじゃなくて……パッパッと読みながら演出も見たいってときに凄い困る。


あとライザちゃんが喋りすぎてシンプルにうるさい。
調合悩んでるときも定期的に、しかも短いスパンで喋るので本当にうるさい。しかも台詞パターンは少ない。間を埋めるために入れた仕様が貧相さを出してしまっている……。
あまりに喋りすぎるので調合のときは音をミュートにしてたくらいです。マジでうるさいんだこれが。


テスクチャがちらつくのも困る。
PS5だからかな? 壁とかがチラチラとちらつくことがあって気になる。


あとボイスの音質がおかしい。
主に男キャラ全般のガビガビ声に、ロミィさんのような高い声のビビり音。
ものすごい圧縮かけたような……いやラジオのように一部周波数帯がカットされてるような……。
え、これマジでPS4のゲーム?


カメラの挙動が不自然なのも困る。
フォトモードがあるのに接近したらキャラ透明化、移動中にカメラが近づいても透明化。右スティック動かしたら不自然にライザちゃんの側を素通りする。


ん~~~~~~~~~~~~~~~。


エロ目当てになってレーティングあがらないようにしてるかもしれないですが、単純に挙動が不自然なのが困りすぎます。実際俺はエロ用途にも使いたいが……それ以上の問題がありすぎる。

ゲームデザインおかしくない?

このゲーム、マップを一定以上探索するとマップの中に収集アイテムが現れるのでそれを探すことになるのですが、それ最初から出してちゃダメなの???

本作、過去のアトリエと比べてマジでマップの数が少ないのとこの仕様のせいで同じマップをグールグルと何度も周回させられます。デカイ敵を回避するようなイライラ棒移動をしながら。マジかよ……。
マジでマップ探索するのが苦痛でしたからね。初期は平坦すぎるのがダメかと思ったら後半は複雑化してそれはそれでツラかった。

しかも今回カゴの数が固定なので、すぐにアトリエに戻るんですよ。
選別して捨てればいいんですが、すぐファストトラベルできるので選別のメリットがない。時間かかりすぎ。

もしかして探索を楽しませて探検家の気分を体験させたかったのかもしれないけれど、ダンジョンアタックの楽しさって謎解きとかリソースの管理とかリスク管理とか何が起こるかわからないスリルとか、そういうのじゃないですか。
アトリエのグラと作風では無理だし、いやでも世界樹の迷宮があるからいけるじゃんってなっても、あそこまでしっかりとゲームデザインしてこそなのよな。


結果的にマップを全部見て回るような挙動しないと収集完了せず、しかもそれがないとストーリーが進行しないってアイテム配置はただの作業でしかないのよ。

あと今回の隙間を通るとかの要素、単にテンポがわるいだけでなんのゲーム的感動がなかったです。これがラスアスとかホラー系なら一時的に無防備になることへの恐怖とかメリハリに繋がるんですけど。ライザちゃんがえっちなだけ。その点についてはありがとう。

そしてストーリー

これだよこれこれ!!!! 大問題はここ!!!!!!

なんか変だなとは思ってた。文章が平凡すぎて「これ本当に高橋弥七郎?」って。
前作は好みじゃないけど話として一貫性があって上手かったものの、2は本当にメチャクチャ。


同一の会話イベントの中で同じ話を二回繰り返したり同じセンテンスが頻出したり「え?」と思ってたらライターが代わってました。
吉沢さんです。初代アトリエの人で、ガストに戻ってきた人ですね。


いやーーーーーー……。


マジでストーリーの流れがおかしいんですわ。


同氏の担当したノーラと刻の工房も一周してバッドエンドでぶん投げた幼少時代の思い出があるので相性が悪いだけかもしれませんが、マジで面白くない。


まず前作は田舎の限界集落の若者たちのモラトリアム、っていう現代的な話が書かれたじゃないですか。地域にそういう空気があったら、親が最悪だったら、子供はどうすればいいんだ……と悪童たちが集まって、そこに異邦人という外からの刺激によりモノクロだった世界が動き出す。そういう近代性があったからこそ面白かった。
今作だとライザちゃんなんてタダの考えなしで自由というより無鉄砲な人になっていて、もうそんな空気微塵もない。



今回冒険する理由は、たまたま出会った小動物の元気がなくなっていくので、これを治すために頑張ります



これよ。


マジでこれ。


このために道中で出てくるボスも「邪魔!」って言ってしばくし、ラスボスも結果として出てきてしまったし危険なので倒します、です。なんの因縁もないので名前すら覚えてないよ俺は。イベント回収ミスったので二回も戦ったのに。
これは前作から喋れない危険な生物、という難しい敵なのでしょうがないのかもしれませんが、本当にこの敵と戦う必然性ないなぁ……しかない。ライザたちに背負わされたテーマにふさわしい敵ではない。ただのRPGで便宜上必要だから用意されただけの敵。



確かに世界を救うのが飽きたというコピーにはひかれてアトリエをやったものですが、でも別に鳴き声をあげて意思疎通もとれずすり寄ってくるだけの無償の愛を受けるのを当然とされたキャラ造形しかない、思い入れもクソもあったものではない小動物のために奔走しいたいわけではありません。


いや、もちろん小動物のために頑張るのがダメなわけじゃないんですよ。
むしろ人間のために頑張るより犬猫への愛のために頑張る方が説得力あるくらい。
亡き妻に送られた唯一の家族である犬が殺されたらマフィアくらい滅ぼすわ!!! ってなりますよ。
猫ちゃんに振り回されるのは最高だし猫ちゃんに危害を与えたら人間がいたら滅ぼしますよそりゃあね。


でも物語において、ただすり寄ってくるだけのカワイイなにか、を治すためだけに危険な遺跡を冒険しよう! ってされたら「え?」としかならないわけ。

もちろん冒険はするけど、それって冒険したいからとか明確な目的があるわけではなく、「助けるために仕方なくやってる」に過ぎないわけです。

なのでラスボスが出てきても「このままじゃ問題あるから仕方なく倒します」これだけ。


さすがにラスボス相手らしく啖呵切るけど盛り上がらないんだわ。
ちゃんとシナリオに妥当性があれば世界を滅ぼすラスボスを自分の必修単位のためにしばく! と言ったって盛り上がるけど別にこのゲームにそんなスジの通ったシナリオはない。


そしてこのゲーム、キャッチコピーにもあるように「命を救うって力を失うか」っていうのがテーマなんですが。


これラスボス撃破後にいきなり出てきますからね。
これだけでも「は?」ですが、ライザちゃんは「どうでもいい」と即答しますからね。


「は?」


俺が苦労して錬金レベルあげたのにどうでもいいだと……テメェ……。


もちろん重大な決断を「どうでもいい」と即答する展開にはカタルシスはあるけど、それって身の切るような選択だとわかっているうえで、でも命には替えられないとするのが尊いんじゃないんですか。迷うはずの選択だからこそ、決断に意味がある。


ライザちゃんは別に迷ってない即答してるだけ。そりゃどうでもいいものと大事なものが天秤になれば「どうでもいい」ってなるわな。
ライザちゃんにとっての錬金術ってこういうものなのか、ってため息がでます。もちろん、作中では大事なものとして扱われてますけど、邪推しちゃいますよ。


しかも失われる力は「今回新たに取得した錬金術の力」とかいう小規模なものなので、別にライザちゃんは前作と同等程度の錬金術は使えるし錬金術も今後ふつうに使えます。
なんだこの意味のないキャッチコピー!!!!!


特例でブーストされた能力がなくなるだけじゃん。
しかも今回は主人公続投なのでレベルが1からスタートなのですが、本編中の特別な錬金術の力は前回できてたことの再取得でしかないんですよ。なのでラスボス戦でいきなり「特別な錬金術の力を得ていたはずだが~」といわれて「なんの話?」ってビックリしたくらいです。


なんの力も失ってないですよライザちゃん。
そりゃあまあどうでもいいわな……。

つまり主人公のライザちゃんの性格が大問題なんだよ!!!

ライザちゃん、かわいいです。えっちです。ライザちゃんで何度シコったかわかりません。
でもこの子、シリアス会話になると途端に身勝手なだけの女に成り果てます。

まあ1作目から先人をぼろくそに言う感じ悪い子でしたが、まあ若者が過去のツケを払わされてるといえばそれまでだし、自分が大人の事情に肩入れしてしまうだけと納得できました。
2はライザちゃんの上っ面だけなぞったライザちゃんです。

マジで、本編では何度「考えても仕方ないよ!」って台詞がでてきたのか……。
これで進行して実際に問題がなくても、結果的にうまくいったりしただけで、別にライザちゃんが決断の結果を能力で解決するわけじゃないです。

取り返しのつかない事態はだいたい味方が助けに来てくれたり、真相を教えてくれたりします。
小動物救済の障害の排除しか頭を動かしてない。

しかもヤバイのは、未成年の女の子(パティちゃん)が無理を言って同行しようとしてきたのを快く許可しておいて、その子が死にかけてもまったくなんの貢献もしてなかったところ。小動物がパティちゃんを助けただけでライザちゃんなんもしてない。
そこから何回かメッセージを読み進めると、遺跡調査の危険性や可能性を考察する仲間に対して「考えてもしかたないよ!行こう!」ですよ。


サイコパス??????


もちろんパティちゃんが死にかけたのは当人の不注意ですが、ライザちゃんは自由や本人の意志を尊重するのでオッケーしました。それはいい。でも別になんの責任もとりません。そういうキャラがいてもいいですが、「いいよいいよ~」くらいの軽いノリでリスク無視して承諾するのはソレはただの性格じゃなくて頭が足りてないですよ……。


今作のライザちゃんはこんなんです。3年経っても大人に守られているものの、自分の自主性と能力を過大評価して自意識が過剰になっている思春期の子供のままです。なーんも成長してない。そりゃ責任もとれないのに「自由に生きよう!!!!!」なんて言ってる子がいたら親も「おまえなぁ……」っていいます。

しかも自分の生き方を他人に押し付けはじめるからマジでやばい。
「それはちょっと……」というのはおかしくないけど、貴族と平民の恋を親に邪魔されたパティちゃんにたうすてに「自由にやりなよ!」ですよ。「そんなの酷いよ!文句言ってやめさせよう!」

あのなぁ……。
物事には文化があるわけで、実際に問題があるわけで、責任とれない他人の人生と自分の知らない倫理観によくも自分の正義を押し付けられるなぁ。

しかも解決方法がパティちゃんにクスリを呑ませて本音の感情をぶつけさせるですよ。
これって大人の情状酌量を得てるだけで、なんの自主性もないよ……。
大人の不安と妥当な判断に文句をいいたいなら、「心配する必要はない」と説得する論拠を提示してこそでしょ。


これじゃあダダをこねてお目こぼしもらってるだけ。子供の戦い方です。
むしろそれを一時は拒否していたパティちゃんの方がよっぽど大人です。
※ちなみにパティちゃんは一貫してメチャクチャ良い子でかわいい天使なのでマジでタオをリードする年下系貴族女子カプとして頑張ってほしい。


ほんとにもう、無責任に適当をふかすだけの女、ライザ……。


まあそこまで人格最低なわけじゃなくて、シリアスが絡んでないとちゃんとかわいいですよ。
ただシリアスのリアリティのレベルについていこうとすると身勝手なだけのマイペース女になってしまっているのがライザ2のライザということです。

まとめ

もうこれが本当にダメすぎて、話は雑すぎるしで、マジできつかったです。ゲームは始めたらクリアする主義ですが、ゲーム機を一日も起動できなかったりするくらいモチベがあがらず結構時間かかってしまいました。

ガストちゃん、本当にコーエーと関わってから絶賛できるゲームがないのなんなんですかね……いやもちろん面白いゲームは全然あるんですけどね。アベレージは高いよ……アベレージは……。

とはいえエロは最高だぜ!!!!!!

とはいえエロいのは間違いないよ!!!


太股!
ケツ!


おっぱい!

セラさんの鼠径部!!!

ケツのライン!!!!


これは最高なので、人格者ぶった軽薄な人間の「エロに頼るな」みたいな言葉にはいっっっっっっさい耳を貸さないでほしいですね。そもそもガストちゃんは昔からエロかっただろ寝言は寝ていえ!!!!! ヒロインのスカトロプレイを他社コラボとのゲームでやる会社がエロくねーわけねーだろ!!!!!!!!!!!!!!!!


どうせ人間ならどいつもこいつもマスかいてる猿のくせに同時に「エロは低俗」と低俗な考え方をした人格者のふりをした差別主義者が多いから夜のお仕事の人はコロナの救済でハブられて問題になったりするのだ。エロだろうが泣ける話だろうが政治トークだろうがそれで心が満たされるなら等しく「ポルノ」であって、それが娯楽作品である以上、種類の違いはあっても「ポルノ」というジャンルの中にある小ジャンルにすぎないわけ。


そんなにエロのないご立派なものが見たいなら論文でも読んでろハゲが、って話。
エロをいれると判断した以上それはマーケティングであり性癖であり意志あってのことなので、そのエロを含んだパッケージングが正解なの。


「集客のために迎合してるんだ!!! 本来ならエロはいらないもの!!!」なんて自分本位なことを言ってないで、「あ、これは自分を対象とした作品じゃないんだ」で離れる。劇辛ラーメン店に「辛いのは苦手だから抜いたラーメンもつくれ!!!」みたいに自分の好みに合わせるんじゃなくて好みのものを探してくれ。